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OKINAWA ARCHITECTURE 忘備録
A&W ドライブインレストラン
A&W Drive-In Restaurant(1969)

1969年、国道58号線沿いの牧港に誕生したA&Wは、沖縄のロードサイド文化を象徴する建築のひとつだ。日本第1号店・屋宜原店に続く第2号店として、より大きく、よりシンボリックに計画された。約100台の駐車場を備え、車に乗ったまま注文から食事まで完結する「カーホップ・システム」を採用。自動車を中心とした新しいライフスタイルを、建築そのもので表現した。
デザインのベースとなったのは、アメリカ西海岸で生まれた未来派的な「グーギー建築」。鮮やかなオレンジ、巨大なネオンサイン、ガラスのファサードが、当時の沖縄に「アメリカ」を強烈に印象づけた。一方で、台風と強い日差しに応えるため、建物は堅牢なRC造に。深い軒と半屋外のテラスには、沖縄の伝統建築に見られる「アマハジ」の考え方も取り入れられている。
アメリカ文化をそのまま持ち込むのではなく、沖縄の気候や暮らしに合わせて翻訳したことが、この建築の面白さだ。約半世紀を経たいまも現役で、世代を超えて人が集う。時代の記憶をまといながら、いまも進化を続けるロードサイド建築である。

設計/新垣建築
施工/有限会社パークサイド住宅
構造/鉄筋コンクリート造、鉄骨造 平屋 コンクリートスラブ
用途/商業施設
所在地/沖縄県浦添市牧港4-9-1

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