top of page
HOME >OKINAWA ARCHITECTURE 忘備録>那覇市小禄南公民館

OKINAWA ARCHITECTURE 忘備録
那覇市小禄南公民館
Naha City Oroku Minami Community Center(1985)
1982年に完成した那覇市小禄南公民館は、沖縄の伝統的な空間構成を現代建築へと読み替えた、知る人ぞ知る名建築だ。南へ下る丘陵地の高低差を巧みに利用し、地下1階に駐車場、1階に公民館、2階に図書館を配置。中央にはガジュマルを植えた広場を設け、建物がコの字型に囲む構成は、母屋や納屋、畜舎などが中庭を囲む沖縄の伝統家屋を思わせる。
特徴的なのは、広場を取り囲む階段状のボリューム。緑化された屋根が1階の軒から2階へと連続し、コンクリートの建築に豊かな表情を与えている。建物と広場の間には、雨端を思わせる半屋外の通路やアルコーブが連なり、光と風を取り込みながら、内と外をゆるやかにつなぐ。
競技設計で選ばれたGUROUP24の案をもとに実現した建築で、当時の若い建築家たちの瑞々しい感性も魅力のひとつ。2024年には外壁の補修を終え、現在もほぼ竣工時の姿を保つ。約40年を経たいまも、沖縄らしい「風土と建築」の関係を静かに伝えている。
設計/GROUP24+同人GAN
構造/RC造 B1/2F
用途/文化施設
所在地/那覇市高良2-7-1
bottom of page

