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LANDSCAPE NOTES
日本最南端の島で、青に包まれる。
波照間島へ
沖縄本島から約470km南へ。日本最南端の有人島・波照間島は、旅好きなら一度は訪れたい憧 れの場所です。
石垣空港を飛び立った小さなセスナ機は、どこまでも続く青い海の上を南へ。約30分後、海の中 にぽっかりと浮かぶ緑の島が見えてきます。上空から眺める波照間島は想像以上にコンパクト。 それでも、その景色の美しさは圧倒的です。
まず目を奪われるのは海の色。エメラルドグリーン、ターコイズブルー、コバルトブルー。幾重にも 重なる青のグラデーションは、「ハテルマブルー」と呼びたくなるほどの透明感。思わず窓に顔を近 づけて見入ってしまいます。
島の北西側には、波照間を代表するニシ浜ビーチ。真っ白な砂浜と澄み切った海が約1kmにわ たって続き、その美しさは国内屈指。空から眺めても、その存在感はひときわ際立っています。
島に降り立つと、時間の流れはさらにゆっくりに。サトウキビ畑の間を抜ける道を自転車で走り、 気になる場所で立ち止まる。そんな気ままな過ごし方がよく似合います。島を一周する道路は約 9km。半日あればのんびり巡ることができます。
そして夜になると、もうひとつの絶景が待っています。人工の灯りが少ない波照間島は、日本で南 十字星を見ることができる数少ない場所。昼は海の青、夜は満天の星空。どちらもこの島ならでは の贅沢です。
最南端という響きに惹かれて訪れた先で出会うのは、想像を超える青の世界。波照間島は、ただ 遠いだけではない、“わざわざ行きたい理由”がある島です。
航空写真家 寺下昌信
空撮飛行4300時間。さまざまな空撮技術で国・県・市町村の航空写真撮影を担当。JPS、視点、国立公園コンテスト、朝日新聞「日本の自然」等々、数多くのコンテストで入賞・入選を飾る日本を代表する航空写真家。長崎県出身。
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